戸籍が取りやすくなった件

今年の3月1日から、戸籍を請求がしやすくなりました。
今までは請求したい戸籍の本籍地の市役所でしか請求できなかったのが、
今回の改正で、わざわざ本籍地の市役所に足を運んだり、郵送請求したりしなくてよくなったそうです。
これで、自分の戸籍を取る時など、本籍地が遠くにある人は便利になりました。
おお!これは私たち士業が職務上請求書を使って相続登記必要な取る時にも使えるのか!?

期待して調べたのですが、どうやらそうではないようです。
これを使えるのは、ご本人が直接窓口で身分証明書を提示して請求する時のみ。
士業さんたちにはそんなことしなくても職務上請求書という便利なものがあるでしょう、
ということでしょうか。
がっかりです。

自分で相続手続必要な戸籍を取りたい人には便利かもしれないですね。
ただひとつ疑問なのが、
「父が亡くなって相続手続をするので、父の出生から死亡全ての戸籍をください。」
の一言で、全部取ってくれるのか。です。

①本籍地の続き具合を窓口で全部調べて取ってくれて、「はいどうぞ。これで全部です」
と出してくれる
②自分で戸籍のつながりを見て、転籍のたびに本籍地を記入して申請する

どちらなんでしょう。
もし②だと、転籍が多い場合、かなりの手間になります。
窓口の職員さんが、その場で手取り足取り戸籍の読み方を教えてくれるとも思えないし。

実際どんなふうに運用されているのか分かりませんが、
相続手続のために戸籍が必要な場合、ひとつ市役所で申し出てみるのはありですね。